片道航空券だけで入国する時、どうしていますか？
私は1ヶ月以上の海外旅行に行く際は、基本的に入国用の片道航空券だけを購入し、第三国への出国や帰国用の航空券を事前に購入はしません。滞在期間やスケジュールは、訪れる土地との相性や、その時の気分によって変動するからです。
ただ最近は気軽に片道航空券だけで入国することが、難しくなっています。というのも、空港のチェックインや入国の際に、第三国への出国や帰国用の航空券をチェックするケースが増えているからです。これは旅行者が帰国の意思や手段を持っているか確認し、外国人が滞在期限を守らずに不法滞在するリスクを防ぐために行われています。
第三国への出国や帰国用の航空券を持っているかのチェックの厳しさは、利用する航空会社や入国する国によって違います。そのため、今まで一度もチェックされたことがない人もいるかもしれません。
ただ、私はトラブルに合うリスクを抑えるため、基本的に毎回ダミーチケット（捨てチケット）を用意しています。有料ではありますが、安心料として納得できる金額帯ですので、不安な方は購入しておくのが良いのではないでしょうか。
この記事では過去に私が使用して、一度もトラブルに合っていないダミーチケット（捨てチケット）が購入できるサイトを2つ紹介します。片道航空券を握って長期旅行や留学に行かれる予定の方は、参考にしていただければ幸いです。
ダミーチケット（捨てチケット）とは？
ダミーチケットとは、実際に利用する予定のない一時的な航空券です。これにより、出国用のチケットを提示する義務を満たすことができますが、実際のフライトに乗る必要はありません。なお合法なのか心配な方もいるかも知れませんが、ダミーチケットを使用すること自体は違法ではないとのことです。
ダミーチケットを持っていない場合に起こり得るトラブル
その場で第三国への出国や帰国用の航空券のチケットの購入を求められる
チェックインの時間が迫る中で、慌てて航空券の購入をしたくはないですよね。また安い航空券が見つけられず、思わぬ出費になってしまうかもしれません。
誓約書を書かされる。入国できずに強制帰国となれば高額請求の可能性も
片道航空券での入国で押し通す場合は、チェックインカウンターで誓約書への署名を求められる場合があります。私も数回書いたことがあります。
私がその航空会社のスタッフに確認したところでは、仮に搭乗客が入国できず強制帰国になった場合は、その航空会社が責任を負うことになるとのことです。そのため航空会社は入国が拒否される恐れのある搭乗客に、事前に誓約書を記載させます。誓約書を記載した搭乗客は、何かトラブルが合った際の責任は自分自身にあることを認め、航空会社から高額な請求があった場合には支払うことを約束しなければなりません。
ちなみに航空会社からの請求額はどれくらいになるか？と聞くと、具体的な金額は教えてくれませんでしたが、かなり高額（数十万〜）とのことでした。
ダミーチケット（捨てチケット）を購入するのにおすすめのサービス2選
Top Onward Ticket
Top Onward Ticket は10ドル（≒1500円）と他のサービスに比べて安価な価格設定が魅力です。通常営業時間内の5 ～ 60 分以内に送信されます。この時間を過ぎると、次の航空券を受け取るまでに 2 ～ 8 時間かかる場合があるとのことです。私が過去に利用した際は支払いから28分でPDFのチケットが届きました。
価格：10ドル（≒1500円）
営業時間：毎日、午前 6 時〜午後 11 時 30 分（GMT+7）
Best Onward TIcket
Best Onward TIcketは数あるダミーチケットを提供するサービスの中でも老舗だと思います。7年以上前からあるようです。価格はTop Onward Ticketよりも高いですが、長年にわたり高いレビューを積み重ねてきており、信頼できるサービスと言えるでしょう。過去にカスタマーサービスに問い合わせたことがありましたが、素早いレスポンスでした。こちらは過去に利用した際には支払った後にすぐにPDFのチケットが届きました。
価格：16ドル（≒2200円）
営業時間：毎日、24時間
他のサービスを使うならTrustpilotでレビューを確認しましょう
Trustpilotで事前にサービスの評判を調べることができます。上記の2サービスは直近でも高いレビューが沢山投稿されています。利用者の声を参考にして、信頼できるサービスを選びましょう。
ダミーチケット（捨てチケット）についてまとめ
ダミーチケットは現時点で有効で、私もいつも上記のサービスにお世話になっています。もし片道航空券だけで外国に入国したいのであれば、まず片道航空券だけで入国できるか確認しましょう。一部の国では、片道航空券のみでの入国が許可されるケースもあります。例えば、陸路で別の国に移動することを伝えれば問題ないケースもあります。またビザの種類によっては片道航空券でも問題なく入国できることがあります。
これらを調べたうえで片道航空券だけでの入国が難しいとなれば、ダミーチケットの活用を検討してください。ダミーチケットの利用は違法ではないですが、自己責任であることは覚えておきましょう。
